しょうもない愚痴2017-03-09

 仕事大渋滞中。原因は、とっくに完成しているはずの小説が未だに書き終えられないという事故のため。終わる予定で仕事をいろいろ入れていたので、身動きできないでいる。正月が終わってから少しずつ渋滞が始まって、今完全にストップしている。自分にとって未知の新しい文学を作ろうとしているところなので、予定どおりいかないのは当然なのだけど。
 私は風船を膨らませて、その中に閉じ篭って書くタイプ。風船の中が小説世界そのもので、私はそこにいて書いている。宅配便が来たり電話が来たり、メールで事務的な返信をしたり、食事の用意をしたり、洗濯物を取り込んだりといったことは、風船を針で突くような出来事で、風船はすぐに割れてしまう。また一から風船を膨らませるのに、時間と集中力を必要とするので、昼間の執筆はとても効率が悪い。いきおい、夜中にずれていく。すると夜型になる。
 喫茶店や楽屋で書けるとか、家庭内の喧嘩から逃れて風呂場で書いたナボコフ(だったけかな?)だとか、そんなことができればもっといいのにと思うが、現状ではこのスタイルでないと満足のできるレベルに仕上がらない。例えば、自分がメキシコに亡命して、経済的にももっと逼迫していて、環境なんて選べずに書くしかないという状態なら、そんな中でも書けるようになるんじゃないか、とも思い、そんな自分のつもりで書こうともするのだけと、シミュレーション程度では自分が騙されない。
 運動不足になるし、ストレスで際限なく間食してしまうし、早く終えたい。

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